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FX初心者のための基礎知識:証拠金について

FX(外国為替証拠金取引)がどのように行われているのかについて、“FX初心者”にもわかるように5回にわたって説明していきたいと思います。

FX取引では、最初に“証拠金”をFX取引業者に預けることによって取引が開始されます。
外貨預金や外貨MMFのように取引金額の全てを自己資金でまかなうのではなく、一種の担保のような資金をFX業者に預けて取引を行うということになります。
“証拠金”の額は、最低で1万円、一般的には10万円くらいが相場のようです。

この“証拠金”に対して“レバレッジ”をかけることで、預けた証拠金の10倍から最高200倍までの取引が可能になります。
“レバレッジ”の倍率は業者によって異なりますが、最高レベルで見ると、10万円の“証拠金”に対して最高2,000万円の取引が行えるということになるわけです。
この点がFXの魅力でもある訳ですが、いきなり高い“レバレッジ”をかけてしまうと、当然相応分のリスクも負わねばならないですから、“FX初心者”の方の場合は、最初は10倍程度の低い“レバレッジ”で練習してみてFX取引の概要をつかむことから始めるのが得策です。

FX取引に慣れて来て、“FX初心者”を卒業する頃になったら“レバレッジ”の率を上げていけば、より多くの額の取引が可能になります。

なぜこのような仕組みになっているのかというと、為替レートは一般的には変動率が小さいので、特にキャピタルゲイン(為替差益)で儲ける場合には、相当な額の資金がなければ大きな儲けが出ないからなんです。
自己資金で相当な額の資金をまかなうとなれば、FXを始められる人はぐんと減ってしまいます。
それで一種の“信用取引き”のような形で“証拠金”を預け、“レバレッジ”をかけることによって、“FX初心者”に対する敷居を低くしているんですね。

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