自動車保険の比較：解約方法

とある会社の自動車保険に入ったはいいが、やむを得ない理由で解約しなければならなくなったというケースは実際に起こり得ます。
そういった際に、どうすれば自動車保険を解約する事ができるかがわからなければ、不安に駆られて手続きを上手く行えないかもしれません。
ここでは、そうならないよう自動車保険の解約方法についてご説明します。

まず保険を解約するに当たり、その自動車保険が加入義務のある“自賠責保険”か、任意の加入である“任意保険”かで、その条件は大きく異なります。

“自賠責保険”の場合は“強制保険”という事で、任意の時期に解約する事はできません。
“自賠責保険”を解約できるのは、“適用除外者となった時”“告知義務違反の時”“重複契約の時”“自動車を廃車にした時”の４つの場合のみです。

これに対し、“任意保険”の場合はいつでも解約する事ができます。
まずインターネットや電話などで自動車保険の代理店に解約の意思を伝え、解約申込書を発行してもらいます。
そしてその解約申込書に記入し、手続きを行います。
詳細については代理店もしくは保険会社に説明を聞きましょう。
こうして無事解約手続きが終わると、未経過の期間に応じて保険料が返還されます。

つまり、“自賠責保険”に関しては基本的に解約ができず、“任意保険”に関してはいつでも解約が可能、という訳です。

“自賠責保険”は条件面での差異はほとんどなく、解約する理由は余りないので、これで不自由する事は滅多にないでしょう。
一方“任意保険”は会社によってさまざまな差異が見られるので、自動車保険を選択する際はもちろん、加入した後でもどこが自分にとってベストかをしっかり調査しておきましょう。