ＦＸ初心者のための基礎知識：ダウ理論(1)

ここから先は“ＦＸ初心者”の方が“ヴァーチャルＦＸ”などで練習をした後にお読みくださることをお勧めします。
株や先物そしてＦＸ(外国為替証拠金取引)もすべて同じですが、確実に儲けて損を出さないようにするためには、成功法則として“相場の予測理論”を学ぶことが必要となります。
理論である以上、高度な知識を要求されますが、ここではいくつかある理論＝“テクニカル分析”の概要について、“ＦＸ初心者”にもわかるようにやさしく解説していこうと思います。

最初に“ダウ理論”というものをご紹介します。
“ダウ理論”とは、19世紀の経済学者チャールズ・Ｈ・ダウの没後、彼が『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙に書いた論説が基になっており、株や先物、為替の成功法則として広く知られているものです。
ダウは“平均株価”の概念を導入した最初の人ですが、“ダウ理論”で用いるのは“二つの平均株価（工業株平均・運輸株平均）の終値べース”です。
“ダウ理論”の考え方で、“平均株価”の概念とともに重要なことは、“いったん始まったトレンド（動向）は反転が証明されるまで継続する”ということです。

基本的に株式相場の理論ですが、ＦＸにおいても同様です。
“ＦＸ初心者”の方のためにもう少し分かりやすく説明すると、“為替相場にはあらゆる事象が関与しているが、一度“上昇”というトレンド（動向）が始まったら、それを反転させる事象が起きないかぎり上昇を続ける”ということです。

“ＦＸ初心者”のための成功法則のまとめ
“相場にはトレンド（動向）というものが存在し、何かのでき事が起きない限り、継続する”と憶えていただければよいかと思います。

以上、“ダウ理論”の大本の概念について説明してみました。
次項では、もう少し“ダウ理論”の基礎を学んでみましょう。