中高年がパソコンを習う事について

ある日テレビを見ていたら、ある中高年の人が“今年の目標はパソコンを習う事です”ということを言っていました。

今の家庭や学校・会社にはパソコンがあるのが当たり前の状況で、無いという状況にいるのがあまりありません。また若い人にとってはゲーム機や携帯などの情報というのは、本を見たりわざわざ情報を収集しなくても友達との会話の中に自然に出てきたりしますので、自然にパソコンや機械に溶け込んでいっているような気がします。しかし中高年の人たちにしてみたら、身近に無いものに入っていくということでものすごく勇気があることのように感じてしまいます。

教えて欲しい側の中高年の人たちも、“パソコンスクール”に行ったとしても何を学んでいるのか理解するまでにかなり時間がかかると思いますし、教えている側のほうもどのように教えていいかわからないのではないかと思います。

教える側は“これくらいはわかるはずだろう”という思い込みで授業を進めていくケースが多いと思います。これに対して全くの初心者の中高年の受講者の人は“マウスをドラッグしてください”と言われたって、“マウスって何？”“ドラッグってどうやるの？”と疑問だらけになってしまい、意思疎通ができないままの授業になってしまう可能性があると思います。

“何がわからないのかわからない”という状況を作り出さないように“パソコンスクール”のインストラクター側もしっかりしないといけないと思いますし、受ける側も聴く姿勢と質問する姿勢をきちんと取った方がいいと思います。