バイク保険について〜自賠責から任意保険までのTOPに戻る


“政府保障事業”とは何か

車のドライバーやバイクのライダーが入っている保険による保障というものは、広く知られていると思います。
自動車事故の被害者を救済するために、自動車やバイクの利用者が“自動車損害賠償責任保険”(いわゆる“自賠責保険”あるいは“自賠責共済”)への加入を義務づけているのはご存知のことと思います。

それに対して、政府が保証を行う事業に関してはそれほど知られていないのではないでしょうか。
今回は“政府の保障事業”に関して簡単にですが説明してみたいと思います。

“政府保障事業”は、なんらかの理由で“自賠責保険”あるいは“自賠責共済”からの保険金の支払いを受けることのできない被害者を救済することを目的にして設けられた制度です。
ただ“自賠責保険”と同じように、被害者の方に重大な過失があるという場合については損害填補額が減額されるケースがあります。

この規定は、平成19年4月1日以降に起こった事故に適用されています。
結構最近の話ですね。
また“親族間の事故”に関しては補償されません。
“社会保険を使用しない”というケースでは、社会保険を使用したときに給付されると予想された金額が差し引かれることになります。
“自賠責保険”のような“仮渡金”や“内払金”の制度、“時効中断”の取り扱いはありません。

請求できる人ですが、傷害や後遺障害の場合、被害者あるいは被害者から委任を受けた人です。
また、病院などの治療代のみの請求は認められません。
請求は全国の“農協”や“損害保険会社”などの窓口で行います。

関連コンテンツ

バイク保険の保険用語集

バイク(自動車)保険にはいろいろ難解な用語も出てきます。 それらの用語について簡単にですが解説してみました。 ○ノンフリート契約 1名の契約者が所有および使用する、9台以下のバイク(自動車・・・

政府保証制度の保障内容について

“政府保証”の内容というものに関して見ていきたいと思います。 対象は、“ひき逃げ事故”や“盗難車によって起こされた事故”、あとは“自賠責保険”や“自賠責共済”が付保されていないバイクによる事故(無保・・・

バイク保険の“過失相殺”とは?

“過失相殺”とは、被害者が被った損害の中で、加害者は被害者の過失に対応したところ(“過失割合”)の賠償を逃れることができるというものです。 動いているバイク(あるいは自動車)同士の事故の場合、ほとん・・・

“バイク保険”の運転者年齢条件について

一口に“バイク保険”といっても、全員に対して一律の保険料を課しているというわけではありません。 では、どのように差をつけているのでしょうか? そのことについて少し説明してみますと、“運転者年齢条件・・・

バイク保険加入に必要な書類には何がある?

バイクの場合でも車の場合でも、保険の契約時には何種類かの書類が必要となります。 では保険の契約に必要な書類とは具体的にどのようなものがあるのでしょうか? ではそれに関して、今回はバイクについて必要・・・

人身事故と物損事故の差とは?

バイクによる“人身事故”と“物損事故”はもちろん違います。 では“人身事故”と“物損事故”との違いとは? ここでいう“違い”とは何かというと、警察から出してもらう“事故証明”での話ですね。 ・・・