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投資信託入門:投資信託の基準価格

“投資信託”には“基準価格”というものがあります。
これは、“投資信託”を購入または換金する時の基準となる値段の事で、1口もしくは1万口あたりの時価、すなわち“純資産総額”を用いて算出されています。
なお、“純資産総額”は資産から負債を引いた額です。

“投資信託”の“基準価格”は、毎営業日ごとに“純資産総額”を“全受益権口数”で割った数値で算出されます。
東京証券取引所が15時に閉まった後から計算が始まり、19時には“基準価格”が決定します。

“投資信託”を購入する上で、この“基準価格”というのは最も投資家の目を引く部分の一つです。
感覚的には“商品価格”と同様なわけで、値段が高いか安いかというのはとても重要なことですから、当然と言えば当然ですよね。
そういった事もあって、“投資信託”は個人投資家が購入しやすいように、“基準価格”がかなり抑え目になっています。
大体“1万円前後”というケースが多いようです。

“投資信託”の“基準価格”が変動するケースとしては、“株式投資信託”においてファンドに組み入れた銘柄の株価が変動した時、同様に債券を組み入れた“投資信託”で債券の値段が変わった時、海外の株式や債券を組み入れた“投資信託”において為替相場が上下動した時、そして投資している銘柄が倒産してしまった時です。

“基準価格”は、このように常に変動しているので、申込みの段階では具体的な購入価額が不明だったりもします。
とはいえ、前日の“基準価格”は新聞やインターネットなどで確認できるので、それを参考に購入をするか否かを考える事ができます。

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