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投資信託入門:投資信託の売却

“投資信託”は、株や為替の“デイトレ”のように“買ってすぐ売る”“売ってすぐ買う”というような取引はまず行いません。
“投資信託”においては、たいていの場合“中期”あるいは“長期”に渡って保持していく事になります。
とは言え、“償還”まで保有しておかずに途中の段階で売却し換金する、というケースも少ないわけではありません。

では、その場合はどうやって売却すれば良いのでしょうか?

“投資信託”の売却は、販売会社の窓口、電話、インターネットで手続きをすることができます。
初心者の方でも難しいことはありません。
受付時間内に、“ファンド名”と“口数”、そして“解約代金の入金先”を申告すれば売却が成立します。
入金は“即日”というわけにはいきませんので、気長に待ちましょう。

ただ、その際に注意しなければならない事が一つあります。
売却方法は“2つ”存在するという事を知っておかなければなりません。
その2つとは“解約請求”と“買取請求”です。

“解約請求”は、“信託財産の一部を解約する”という方法になります。
この場合、ファンドの信託元本が減少します。
基本的には、売却の際は“解約請求”を選択する事になります。

“買取請求”は、換金を希望する“投資信託”を販売会社に買い取ってもらうという方法です。
この場合においては、ファンドの信託が減少する事はありません。
“買取請求”は“クローズド期間”など解約ができない期間に売却しなければならないという時に用いる事になります。

売却には税金も掛かりますし、タイミングを間違えば損もするでしょう。
しかし、逆に売却のタイミングを逃しても損をする事になります。
いずれにしても、初心者の方には難しいかもしれません。
それでも結局は自分自身の判断力次第という事になりますので、初心者の方は売却するタイミングについて色々と勉強しておきましょう。

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