“バイク保険”の“対人賠償保険”とは何なのか

“バイク保険”にもいろいろあります。
“対人賠償保険”について説明をしたいと思います。

“対人賠償保険”とは何か。
仮にバイクの事故によって、乗車していた人や歩行していた人を死傷させてしまったとしましょう。
その際、法律上の“損害賠償責任”を負ったときに、“自賠責保険”を超えた部分に対して保険金を払う“任意保険”のことです。
支払われる保険の内容としては、まず１事故・被害者１人につき、治療にかかる費用・休業に伴う損害・慰謝料などといった損害賠償額を支払います。
但し、これは“自賠責保険”を超える分となります。
それと保険金額とは別枠になりますが、対人事故に伴い、被保険者に発生する見舞金や香典などという臨時費用を支払うケースもあります。
支払い金額に関しては保険会社によりさまざまですね。
また保険金が支払われない場合もあって、父母や配偶者、子に対する損害賠償、地震、台風、津波、洪水、高潮、噴火などといった自然災害での損害がこれにあたります。

さらに、“対人賠償”は相手の職業によって高額になるケースもあります。
例を挙げると、４５歳の会社役員が交通事故に遭ってしまい、それによって後遺症が残ったというケースがあったとしましょう。
この場合だと“３億円弱”の損害額が認定されています。
また、同じく事故により後遺症が残ってしまった大学受験を控えた１９歳の浪人生の場合だと、２億６０００万円の損害額が認定されています。
そのようなこともありますので、“バイク保険”に加入する際は“対人賠償”については“無制限”を選んでおいたほうがよいでしょう。