住宅ローンの金利は固定か変動か

“住宅ローン”を利用する時に迷うのは、金利の選び方です。
“住宅ローン”は金利によって返済額が大きく変わってしまいます。
“固定金利”を選んだ方が安心かもしれませんが、金利の動向によっては“変動金利”にしたほうが有利になるということも考えられます。
一概にどちらが良いとは言えません。
融資を受ける方のライフスタイルがどのようなものかということによっても違ってきます。

“住宅ローン”の支払総額を最初から確定したいというのであれば、全期間“固定金利”の“住宅ローン”を選ぶと良いでしょう。
ローンを“変動金利”で組んでしまうと、金利が変わることによって将来の返済額が多くなってしまったりして将来設計に支障が出てくるかもしれません。
最初から支払いの総額が分かっていれば、家計のやりくりはしやすくなります。

“住宅ローン”の借り入れ期間が短い方は、“変動金利”を選択した方が良いでしょう。
数年のうちに金利が大幅に変わってしまうということはまずありません。
“固定金利”は“変動金利”よりも高く設定されているために、返済額が多くなってしまうことが予想されます。

また“繰り上げ返済”を考えている方も、“変動金利”を選択した方が有利になる場合が多いようです。
“固定金利型住宅ローン”では、“繰り上げ返済”をするときに手数料がかかります。
“変動金利型住宅ローン”なら、“繰り上げ返済”をするときの手数料がかからない場合が多いようです。
“住宅ローン”の融資を受けた後で、親からの援助を受ける可能性があるなど返済に余裕がある場合は、“変動金利”を選ぶと良いでしょう。

最初から“住宅ローン”の“借り換え”を考えている方は、“変動金利”を選ぶと良いでしょう。
“住宅ローン”は金融機関同士で激しい競争になっています。
“借り換え”の場合に受けられる金利の優遇など、有利な場合が多くなります。