体臭予防：“妊娠”と“体臭”

妊娠をすると“体臭”がきつくなるという話を聞いたことはありませんか？
また、実際に“体臭”を感じて悩んでいる妊婦さんもいるのではないでしょうか。

いったい、妊娠することと“体臭”の発生にはどのような関係があるのでしょうか。
妊娠中に“体臭”が強くなる原因として、次のようなことが挙げられます。

○妊娠に伴う便秘の症状がある
○妊娠に伴い新陳代謝が活発になるため、汗などの分泌物の量が増える
○もともと肝機能障害、腎機能障害、糖尿病がある

妊娠するとそれまでのホルモンバランスが変化し、便秘を起こしやすくなります。
“つわり”で食事量が減ってしまうのも便秘を起こす原因の一つです。
また大きくなる子宮に圧迫されて腸の動きが鈍くなったり、便意を感じにくくなったりします。
妊婦は体温が高いことから、汗をかきやすいことは想像できるでしょう。
赤ちゃんをお腹の中で育てるために血流量も増え、分泌物の量も増えるのです。
人によっては“毛深くなる”こともあるようです。
これも“ホルモンバランスの変化”の影響です。

これらの理由から、妊娠すると“体臭”が強くなると言われているのだろうと思いますが、実際には妊婦本人が気にするほど“体臭”は強くないことが多いのです。
おそらく妊娠することでにおいに敏感になる人が多いため、自分の“体臭”も必要以上に気になってしまうのだと思われます。
しかしにおいに敏感な時期、とくにつわりの時期には不快なにおいは避けるにこしたことはありません。
だからこそからだを清潔に保ち、快適なマタニティライフを送ってほしいですね。